【ビニャ デル オハ】
G500(550)B3000(3300)
スペイン/ テンプラニーリョ マスエロ
スペインもフランス、イタリア同様、ワインに対して厳格な法律を持っている国です。
1850年パリ万博以降フランスで鉄道網がひかれ、流通のスピードと輸送範囲が格段に上がり、ワイン用の葡萄の木もいろんな地域に運ばれていきました。それに伴いその地域にしかいなかった病害虫なども、全国に蔓延して行きました。
壊滅的にブドウの木がダメになり、各地域に大きなダメージをもたらしました。
名醸地で知られるボルドー地域も壊滅的な被害にあい、それをきっかけにその醸造家の多くが隣国スペインへ移り住みました。
このビニャデルオハの生産地リオハはボルドーからの生産者が多く移り住んだ地域として有名な地です。
ボルドー=ブレンドのイメージが強く、その流れを組んでこのリオハもブレンドしたワインが多く、とても有名です。
ワイン産地の原産地呼称でも最も上のD.O.Caを名乗れるのもこのリオハとバレンシア地方のプリオラートのみです。
高品質な産地リオハのブレンドワイン
熟成期間の法律も他国と比べるとまた独自の製法を履いています。
ビニャ デル オハはクリアンサ(2年熟成以上でで内6ヶ月は樽熟成)のスタイル
この内の樽熟成が古樽を使うスタイルがクラシックスタイル(樽からの影響が柔らかく穏やかなのが特徴)
綺麗にまとまる様に15ヶ月とワンランク上のレゼルバ 並みに熟成をかけています。
昨今、新鋭の生産者の中には新樽を使用してしっかりとした果実味、樽からのニュアンスも前面に押し出すスタイルの『モダン』スタイルも打ち出しています。
どちらもリオハをしっかり表現しています。
ブラックベリーや干しプラムの香りの後にオーク由来の綺麗で主張しすぎないバニラやトースト香、熟成してこなれたタンニン、滑らかな酸がバランス良く、
非常にコストパフォーマンスの優れたワインです。
青く繊細なテンプラリーニョにスパイシーで酸や渋みのしっかりとしたマスエロのアクセントがとても心地よいワイン、
ビニャ デル オハ 直訳すると「ブドウの葉」の意味で、このワインが育った畑の名前になります。
是非クラシックリオハ体感して下さい。
本日も松尾が落合にてお待ちしています。
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